賞状の書き方
2016年8月31日
賞状の文言は「表題」・「受賞者名」・「主文」・「贈呈日」・「贈呈者」から構成されています。
「表題」は賞状文中で一番大きい文字となり、「主文」の文末は、賞状の場合は「賞します」。感謝状の場合は「感謝の意を表します」。表彰状の場合は「表彰します」とし、表題と主文の文末の内容を一致するようにします。
「受賞者名」は「表題」の左隣に記載します。 大きさは「主文」・「贈呈者」よりも大きめに記載します。 表彰状・賞状・感謝状は敬意をもって渡すものなので、受賞者名には基本的に敬称の「殿」を記載するのが一般的です。証書や免状の場合に限り、一部「敬称」を記載しない場合もあります。
「主文」の大きさは「贈呈日」より大きく、「受賞者名」・「贈呈者」よりは小さくします。 文頭の一字空けは行わず、改行時も一字目より書き込んでいきます。 本文の改行は原則1回が望ましく、結分である「よって」・「ここに」などに移るときに改行するようにします。 句読点は相手に指示することで失礼にあたるという意味合いから使用しないのが一般的です。 「は・へ・を」などの助詞は行頭にならないように調整して配置します。 できるだけ簡潔な文面となるように記載します。100字前後の文字数を目安に作成するとバランスが良くなります。
「贈呈日」は全体の中で一番小さい文字となるようにします。 位置は本文よりも1字下げた位置から書き入れるのが基本です。 年号は元号を用い、位を入れた漢数字を使用し、「平成二十七年七月二十七日」のように年月日を記載します。贈呈日が定まらない場合は、「平成二十七年七月吉日」とする場合もあります。横書きの場合に限り、西暦で記載する場合もあります。
「贈呈者」は本文よりやや大きめ、「受賞者名」より小さめに記載します。 氏名の他に組織名が入る場合は、氏名の真上に、氏名より小さくなるように記載します。 贈呈者が間違いなく発行したものと証明する為に押印することが一般的です。 団体の印の場合は角印、代表者印の場合は丸印となり、贈呈者の最後の文字に重ねて押印するのが正式な押印の方法となります。押印は印刷で代用することも多いです。 書体は楷書体を用いるのが一般的で、依頼者の意向で、行書体・隷書体を用いる場合もあります。 上記ルールを踏まえた上でレイアウトしますが、上下左右に適度な余白をいれ、全体的に玉子型にレイアウトすることで、賞状全体のバランスが良くなります。