オンデマンドおまかせスタッフブログ

スタッフブログ

修正指示が抽象的(言葉を色で表現する事って難しい!)

食品関係全ての共通項として美味しく見せる為に重要なポイントとして「光・色・温度感」の3つになります。これらを勘案して色を創って行きます。
光・色・温度感の3要素の内、光については、撮影段階でのライティングや構図でその商品のイメージが決まってしまうほど大事な部分です。
食品に関連した画像の色味を補正する時に一番注意するのが全体的に青っぽくならないようにし,全体的に明るいイメージになるように仕上げて行きます。
美味しさを演出する為には、青っぽくならない事と全体的に明るくかつボリューム感(重量感)を出すために中間(40%~60%)域の濃度を上げて行きます。
最後に特定の色味だけを少し濃度をアップさせると全体的にメリハリがつき美味しそうに見せる事が出来ます。
全体的には、赤や黄色を強調した(暖色系)よりに画像の色味を創って行きます。
食品画像の種類によっては、シズル感を出すためにシャープネスをかける事によってより一層リアル感が増し臨場感を演出する事が出来ます。

季節感を感じさせる画像の色の創り方は、色味としては青と緑の色が結構重要なポイントになるかと思います。
空の色について、
春であれば、薄い淡い感じの青(薄い感じの水色)
夏であれば、本当に青って感じの色
秋であれば、群青系の青
冬であれば、グレーがかった濁った感じの青
で、あくまでも自分が主観的イメージとして捉え記憶している色です。(人によっては違うかもしれません)。
上記の色が自分のなかでイメージ出来ていれば、その色を数値として置き換えれば創る事が出来ます。

例えば、夏の青い空の色を数値化すれば、C(シアン85%) M(マゼンタ35%)としてイメージした青い空を創る事が出来る訳です。が、
数値が同じ色味であっても、モニタで見るのと、印刷物としての色味は、様々な条件で変わってくるので、
フォトショップでその色の差を埋める作業をして行きます。
いかに、自分が実際に見た色の記憶サンプルがイメージとして残っているかは意外と大事かもしれませんね。

INDEX
カテゴリー
アーカイブ

ページの先頭へ