塗り足しについて
2015年6月12日
当社では、デザイン制作を行い印刷する案件とお客様からデータをお預かりしてそのデータを印刷する案件がありますが、お客様からデータをお預かりして印刷を行う案件に比較的多いのがデータに「塗り足し」をしていないデータです。
「塗り足し」とは何かと言いますと仕上がりのサイズの外側にあるもので印刷後に断裁される所をさします。(仕上がりより外側に約3㎜までの所です)
なぜこの「塗り足し」が必要かと言いますとオンデマンド印刷やオフセット印刷で印刷を行う場合、実際のサイズより大きな用紙に印刷をして四方を断裁しで仕上げます。断裁時に何枚もの用紙を重ねて断裁を行うため多少ズレが生じてしまいます。仕上がり部分が白地であれば問題ないのですが、仕上がりギリギリまで写真や色が入る場合多少のズレでも印刷されていない部分(白地)が出てしまう為、写真や色を仕上がりサイズより大きく作成して白地が出ないようにします。※断裁を一枚ごとやれば良いと思うでしょうが、それですとかなり時間が掛り非効率なのです。
DTPで使用するアプリケージョンは、「塗り足し」が考えられていますので作成する事はあまり難しい事はないのですが、Office系のアプリケーションは、「塗り足し」の事が考えられていませんので、作成には注意が必要をなります。
Office系のアプリケーションでデータを作成する場合は、多少全体を拡大して「塗り足し」を作りますのであまりギリギリに文字等を配置しない様にして頂ければ問題ありません。
詳しい事は、オンデマンドおまかせサイトの「デザインデータ制作の手引き」をご覧ください。