禁句処理
2016年3月17日
禁則は、編集・組版・印刷の社会で使う専門用語でしたが、ワープロの普及によって一般に用いられるようになった用語です。句読点や括弧などが行頭や行末に不自然に配置されることを避ける処理をさします。
今はPC普及でワープロはワープロソフトやDTPソフトになりました。文章の表示で、見た目が悪い表示を調整することを禁句処理といいます。禁則処理には3種類あり、行頭にあると見た目が悪い「。」「、」「…」「?」(「っ」などの小文字も含める場合がある)などの行頭禁止文字を前の行に押し込むもの、行末にあると見た目が悪い「()や「【】などの行末禁止文字を次の行に送るもの、途中で切り離されると誤解を招きやすい「29,900円」などの数字や数詞(分離禁止文字)をつなげてしまい、前の行に押し込むか次の行に送るものがあります。通常はワープロソフトなどが自動的に禁則処理を行っていますが、禁則処理を行うと1行あたりの文字数は一定にならなくなるため、特に文字数を一定にしたいときは禁則処理を手動で解除して調整することになります。それほど難しくないのでワードなどのワープロソフトを使う際も気をつけたほうがキレイにみえます。