2016年3月30日
厚い辞書・辞典で真っ先に思い当たるのは「広辞苑」かと思いますが、改版するごとに毎回用語が増え、ページ数もかなり増加するそうです。
その際疑問に思うのが、本の厚みが改版後でも変わっていない点です。
その秘密は使用する用紙の厚さが、改版の度に薄くなっているとのことです。
製本の関係上、80mm程度の厚さに抑える必要があるとのことで、毎回増える単語やページ数に対して、より薄い用紙を使用することで厚さを抑えているそうです。
ただ薄くするだけでなく、できるだけ透けないように、かつめくりやすい用紙をに仕上げる為に、成分にはチタンなども使用されているようです。
ちなみに第五版から第6版では、用語が1万後・ページが64ページが増え、紙の厚さは52.5ミクロンから49.0ミクロンに変更されたそうです。
広辞苑の改版にも多数の技術や職人さんの努力が絡んでいるのだなぁと改めて感じました。
2016年3月29日
今回もイメージバリアブルの画像のサンプルを紹介します。
まず、元になる画像はこちらです。

やわらかい光の中にクマのぬいぐるみがあり、全体的な色合いや雰囲気も落ち着いた感じのする画像です。
そして、イメージバリアブルを施した画像がこちらです。



以前、紹介したTシャツの胸の部分に名前を縫い付けたイメージバリアブルと加工内容はほぼ同じです。

こちらの方がぬいぐるみということもあり、若干の曲面にイメージバリブルを配置していることと、光の当たり方などを調整して、より自然に見えるようにしています。
前回の風船の画像同様にバースデーカードや招待状などに利用できる画像になっています。
2016年3月28日
今回は、Photoshopでスライドを作成する方法について
フォトショップのウィンドウのタイムラインを選択してタイムラインウィンドウを開きます。
ビデオトラックからスライドさせるデータを追加します。音声等必要な場合はオーディオトラックから音声データを追加します。
タイムラインに追加された画像データは、各画像データ事にモーション設定を施す事が出来ます。例えば、パン&ズーム等。
他に画像と画像の間に設定出来るフェードやクロスフェード等を入れる事も可能ですし、その間の何秒で画像が次に移り変わるかを設定する事も出来ます。
他にも、細かく色々と設定出来る項目はありますが、今回は簡単にスライドが作れる方法なので細かな設定は省きます。
次は、もうビデオのレンダリング処理でスライドデータとして出力します。これで完成になります。
出力の形式はH.264とQuick TimeとDPXの3種類しかありませんので、これ以外の出力形式が必要な場合は、
別なソフトで再出力(エンコード)しなおさなければなりません。
動画系のソフトがなくてもフォトショップで簡単にスライドデータを作る事が出来ます。
2016年3月24日
文字コードとは、コンピュータなどの電子媒体において、文章を画像などの図形データとして扱わずに、テキストの形式で扱う場合に、その各文字に対して持っているコードのことです。
日本語のワ―プロソフトですと通常変換で変換されない旧字や人名地名など第二水準と言われるものが出て来た時に、コード表が記載されている辞書で探して数値を入力すると出てきます。(全部ではありません)
文字コードの歴史はコンピュータが出来るより早くモールス符号がそれにあたり、文字を符号化したものと情報の一種で、日本語の仮名の五十音もそれにあたるそうです。
私たちはPCが出回るまえからすでにコード表にふれていたのですね。
2016年3月23日
既に東京で桜の開花宣言が発表されましたが、仙台の開花予想は4月4日から5日。こちらも間もなく春が訪れようとしております。今年は雪が少なく暖かかったせいか、例年より1週間以上も早い開花となりそうです。
宮城県にもいくつか桜の名所と呼ばれるところがたくさんあるのですが、桜名所100選に唯一選ばれているのが、「船岡城址公園」。小高い山一面に咲く桜がとてもきれいで、公園山頂付近からは蔵王連峰の残雪と、眼下には、別の桜のスポットである「一目千本桜」を見渡すことができる、とてもおすすめのスポットです。ぜひ機会がございましたら足をお運びください。
オンデマンド印刷おまかせ.comでは、法人・役所関係の人事異動により、名刺関係の動きが非常に多くなっております。
卒業・入学シーズンと重なり、何かと出会いや別れの多い季節ではございますが、個人的には歓送迎会・花見など、何かとお酒を頂く機会も多い為、飲みすぎに注意しながら頑張っていきたいと思います。
2016年3月22日
今回もイメージバリアブルの画像のサンプルを紹介します。
まず、元になる画像はこちらです。

風船がいくつか配置され、どこかポップな感じがして誕生日会などのちょっとしたパーティーの様な雰囲気がする画像です。
そして、イメージバリアブルを施した画像がこちらです。



風船に元からある白いハートなどの柄の雰囲気を活かし手書きのようなややかすれた感じの書体を使用し、風船の形にフィットするようにゆがみをかけて作成しています。
球体などに文字を可変するときは文字の形を調整し、いかにも球体に張り付いているように見せるのが難しい作業になります。
さらにイメージバリアブルですと1つの設定で3文字から6文字7文字と文字数が異なるお名前などを一度に可変するので、すべての文字数で同じように可変して見えるバランスを探すことが必要になります。
今回のような画像ですと見た目は単純ですが、意外に作成が難しい例になります。
お名前をさりげなく入れることで、バースデーカードやパーティーへの招待状などとして利用できるかもしれません。
2016年3月17日
禁則は、編集・組版・印刷の社会で使う専門用語でしたが、ワープロの普及によって一般に用いられるようになった用語です。句読点や括弧などが行頭や行末に不自然に配置されることを避ける処理をさします。
今はPC普及でワープロはワープロソフトやDTPソフトになりました。文章の表示で、見た目が悪い表示を調整することを禁句処理といいます。禁則処理には3種類あり、行頭にあると見た目が悪い「。」「、」「…」「?」(「っ」などの小文字も含める場合がある)などの行頭禁止文字を前の行に押し込むもの、行末にあると見た目が悪い「()や「【】などの行末禁止文字を次の行に送るもの、途中で切り離されると誤解を招きやすい「29,900円」などの数字や数詞(分離禁止文字)をつなげてしまい、前の行に押し込むか次の行に送るものがあります。通常はワープロソフトなどが自動的に禁則処理を行っていますが、禁則処理を行うと1行あたりの文字数は一定にならなくなるため、特に文字数を一定にしたいときは禁則処理を手動で解除して調整することになります。それほど難しくないのでワードなどのワープロソフトを使う際も気をつけたほうがキレイにみえます。
2016年3月16日
電子化・本離れの影響で不況が長く続いている出版業界ですが、絵本・塗り絵などの分野は好調に推移しているようです。
フランス語で塗り絵のことを「コロリアージュ」というそうですが、数年前からフランス女性の間で流行りだし、現在では日本の本屋では「大人の塗り絵」として特設コーナーがあったりするぐらいの人気だそうです。
塗り絵をしている間は集中を必要とするのでストレスが発散され、絵が書けない人でもそれなりの満足感が得られるのが人気の秘密のようです。
セラピー効果や脳の活性化においても注目されている商品だそうです。
先日3月11日を迎え、震災から丸5年という節目を迎えましたが、その日に販売が始まった「ダイヤバルキー」という用紙があります。
この用紙は実は塗り絵や絵本に適した用紙ということで、厚くてざらざらする手触りが特徴の用紙で、色鉛筆や絵の具の筆記性もよく、印刷した場合も色むらが少ない用紙とされています。
この用紙は開発段階で工場が被災して構想が一時中断、5年の歳月を経て販売に至った用紙です。
コロリアージュのブームに合わせ、製紙会社・出版業界とも不況から脱するきっかけになってほしいと感じています。
2016年3月15日
今回もイメージバリアブルの画像のサンプルを紹介します。
元になる画像はこちらです。

海外の道路標識の画像です。若干古い印象を受ける標識で文字のかすれや汚れなどが特徴です。
イメージバリアブルを施した画像がこちらです。



画像の中に元からある文字の質感やかすれた感じを表現してなじませています。
あえてかすれや、汚れをつけることでリアルさを演出しています。
画像を見る方がどこに可変があるのか探したくなるような表現もイメージバリアブルの魅力の一つになります。
チラシやDMの印象付けやインパクトにはとても効果的なツールになります。
2016年3月14日
Camera Rawのトーンカーブについては、
パラメトリックとポイントの2つのタブがあります。
フォトショップのトーンカーブウィンドウと同じような画面が表示されます。
パラメトリックの画面では、ハイライト、ライト、ダーク、シャドウの4つのスライダーが表示されています。
ハイライトのスライダーは、白っぽい箇所や、キャッチライト部に適用されます。
ライトのスライダーは、約60%~80%のライト部分に適用されライト部の明るさが変化します。
ダークのスライダーは、約30%~50%のダーク部分に適用されダーク部の明るさが変化します。
シャドウのスライダーは、スミぽっい部分に適用されます。
ポイントの画面では、ポイントカーブとチャンネルの2種類があります。
ポイントカーブでは、リニア、コントラスト(中)、コントラスト(強く)、カスタムの4種類があります。
コントラスト(中)、コントラスト(強く)は、自動で画像を補正調整します。
もう一つのチャンネル画面では、RGBとレッド、グリーン、ブルーの3種類があります。
RGBの補正、調整が出来ます。