RAW現像とソフトCamera Rawを使う事のメリット
2016年2月15日
そもそもRAWとは何か?簡単に説明すると、
上位モデルのデジタル一眼レフカメラ等の写真データの保存形式の一つで、
カメラに搭載されているCCDや、CMOS等の撮像センサーからの出力信号を未加工に近い状態で
保存したファィル形式がRAWデータとなります。
RAWデータのメリットは、
1.現像ソフト上で補正をしていきますので元の品質を保ち画像劣化がない事がメリットとなります。
2.後から、自分の望む写真に現像が出来る事です。
3.データの白飛びや黒つぶれを復元補正出来る事です。
JPEGデータの場合白飛びや黒つぶれがあった場合は撮影の取り直し意外方法はありません。
RAWデータのデメリットを上げるとすれば、データ容量の大きさになるかと思いますが、
今現在、ハードディスクもかなり大容量の物が当たり前の時代なのでそれほど気にかける必要もないかと思います。
ソフトCamera Rawについては、
RAWで撮影されたデータをPhotoshopCCで開くと(画像データをドラッグする)Camera Raw8.4.1が自動的に起動します。
撮影時のホワイトバランスで画像が表示されます。
基本補正画面が表示され、撮影された画像データのF値、シャッタースピード、ISO、集点距離等撮影状態が表示されます。
基本補正画面では、
1.ホワイトバランス
2.色温度
3.色かぶり補正
他に、露光量、コントラスト、ハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベル、明瞭度、自然な彩度、彩度の設定があります。
ホワイトバランスは、さらに自動、昼光、曇天、日陰、タングステン-白熱灯、蛍光灯、フラッシュの7項目があります。
補正の内容として
露光量については、全体的に明るくしていくか、暗くしていくかの調整になります。
コントラストについては、画像の濃度を浅くするか、濃くするかの調整になります。
ハイライトについては、画像の明るい部分に適用され、より明るくするための調整になります。
シャドウについては、中間からシャドウにかけて適用され、特に画像の影の部分とかを明るくしたい時等に使用するといいかもしれません。
白レベル、黒レベルについては、白とびを軽減したり、黒つぶれを補正したい時に使用します。
明瞭度については、Photoshopで言う所のシャープネスみたいな感じになります。
彩度とは、画像を鮮やかにしたい時とか、くすみをとりたい時に利用されますが、
自然な彩度と彩度については、徐々に鮮やかになっていくかどうかの違いだと思われます。
画像データは、RGBのJpeg形式のデータであればCamera Rawで補正する事が可能なのでPhotoshopで
修正しきれない部分については、Camera Rawで修正をするようにしています。