お年玉の由来
2015年11月19日
お年玉の文化は大陸(中国)から伝わったとされています。
中国の宮中で女官たちは元旦になると芝居でお金を投げるので、王や公や大臣は、女官や内侍にお金を贈っていました。
当初はボーナスのようなものだったのですね。
楊貴妃が子を生み、玄宗が見舞った時「洗兒錢」を賜い祝いとしました。大人が生まれてきた子供に魔除けのお守りを贈るとも言われています。この習慣が民間ではやり今の形になったとされています。
日本に伝わった「お年玉」語源ですが、年神様に奉納されたお供え餅を参拝しに来て下さった人たちに分け与えた神事からきているといわれています。
お供え餅は元々鏡の形を模したものであり、魂を映し出すものと言われていました。「魂」は別の言い方では「玉」とも表現する場合がありますが、年神様の「玉」ということから「年の玉(魂)」、それに「御」がついて『お年玉』と言われるようになったそうです。
これを受け取った参拝者でもある家主が、家族たちに砕いて半紙に包み分け与えたのが『お年玉』のルーツと言われています。