ドラムスキャナー
2015年7月10日
今月21日に当社イメージパークで今まだ使用していたドラムスキャナーの廃棄とグループ会社のワールドフジで使用しいるドラムスキャナーの移設が予定されています。
実はワールドフジのトラムスキャナーこれも古い機械ですが、当社よりは新しいものでしたのでまだ使用できるということで移設が決定した。
上記の「ドラムスキャナー」と言う物に印刷業界の方でしたらわかるかもしれませんが、一般の方ですとなじみが無い言葉かもそれません。
スキャナーと言って思い浮かべるものは、一般的に平面型のコピー機の上の部分様な物を思い浮かべると思いますが、以前の印刷業界ではスキャナーと言えば「ドラムスキャナー」でした。
「ドラムスキャナー」とは、読み取る原稿(プリント写真やリバーサルフィルム)を透明な円筒(ドラムと呼ばれている)に巻きつけて回転させ、固定されている読み取り装置によって走査を行って物です。その性能は非常に高く、精度はそれは見事なモノです。
我々印刷・製版業界ではなくてはならない物でしたし、かなり活躍してくれました。
しかし、デジタルカメラの普及(高性能化)と画像加工(パソコンによる)が一般の方が簡単に出来るようになってドラムスキャナーの利用がほとんどなくなってしまいました。
印刷関連機材を製造するメーカーの商品ラインナップからもかなり前には無くなり、現在動いている物も部品供給が出来なくなってきている為、いずれは姿を消してしまうでしょう。
私が入社した頃の「ドラムスキャナー」は全盛期で、一日稼働しっぱなしで止める事ができない状態でしたが、その「ドラムスキャナー」が間もなく姿を消して行くのは寂しいものです。