モノクロ画像(グレースケール画像)、2値画像、ダブルトーン画像について
2015年6月29日
モノクロ画像(グレースケール画像)、2値画像、ダブルトーン画像について、
どのように画像を作成するのか簡単に説明をしていきます。
モノクロ画像(グレースケール画像)について、
デジタルカメラ等の画像データをモノクロ画像に変換する場合は、
RGBの画像データをフォトショップ上でCMYKに変換してイメージモードからグレースケールに変換してカラー情報を破棄します。
そうするとモノクロ画像が出来上がります。
しかし、黄色とか黄緑とかオレンジとか等の色は、互いに近い色味なので、グレーに変換した時に色濃度が同じ%になったり、
特に薄い黄色等は変換する前に事前に濃度を上げて於かないと消えて無くなってしまう事もありますので注意が必要です。
さらに、人物等の顔等は、どちらかというとマゼンタ、シアン系の色が多めに入っているので、そのままグレーに変換してしまうと、
顔の部分に60%~70%ぐらいの網点が入ってくるので黒っぽい感じに仕上がってしまいます。予め、濃度を薄めに設定しておく事が必要です。
後、グレー変換の方法としてフォトショップのチャンネル版、マゼンタ版もしくはシアン版のいずれかをベースにして変換する方法もあります。
モノクロ画像は、0(白)~255(黒)のグレーの諧調で表現されています。
(白)(黒)を軸にグレーの諧調バランスを考えメリハリのある画像創りを心がけております。
2値画像について、
デジタルカメラ等の画像データを、2値化のデータとして利用する事は無いかもしれませんが、もし利用するとすれば、
カメラの入力値がよほど高く取り込めないと使えないのではないかと思われます。
ここでは、スキャナーで取り込むデータについて説明をして行きます。
2値化画像で主に使用されるものでは、文字関係やロゴ等が中心になります。
これらの原稿を取り込む際に一番大事な事は、原稿を取り込む際の入力解像度になります。解像入力値は1200dpiで取り込みます。最低でも800dpiは欲しいところです。
なぜなら、上記の数値以下だとジャギーが出でしまうからです。(斜め線や曲線等に現れやすい輪郭の部分に出来るギザギザ)
フォトショップで画像データを2値化に変更するは、イメージモードからモノクロ2諧調を選択すれば、ダイアログ画面が出てくるので、
そのダイアログ画面表示の種類の使用を50%を基準に2諧調に分けるを選択します。解像度の部分は、入力された時の解像度が表示されるのでそのままで良いです。
ダブルトーン画像について、
ダブルトーンとは、4C画像をグレースケール画像に変換し、その画像データをモノクロ4Cに変換します。
フォトショップ上でチャンネル版のシアン版、マゼンタ版、イエロー版、ブラック版の中で諧調表現がしっかり出ているチャンネル版を選んで、他の3版は絵柄をデリートします。
残された1版を他のチャンネル版にコピーをします。それで、主版と副版の出来上がりです。主版は、コントラストを重視した作りにして、
副版は、濃度を20~30%ぐらい落として中間重視の作りで、主版と副版の濃度差を付けダブルトーン画像の諧調を表現します。
チャンネルの版を変える事によって色味を変える事も出来ます。
画像作成方法は、上記に記した方法以外にも、フォトショップ上のイメージモードからダブルトーンを選んで作成する方法等があります。