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洋数字と和欧文混合のルール?

日本で独特な進化をした写植組版ですが、ほかの国もまた独自の進化をしてきました。
他の国の事情はさておき、日本には漢数字と洋数字があります。これだけでも種類が膨大です。
この両方を何のルールも適用せずに使ってしまうと見づらい上にバラバラな紙面になってしまいます。複数の文字体系(スプリクト)を持つ組版のことを混植といいます。(今はもう混植なんて言葉すらききませんが・・・。)
大雑把に言うと和文と英文をミックスした感じでしょうか。
 日本語は漢字、平仮名、片仮名の三文字体系を持っています。それに加えて欧文を付け足すと、和欧混植になります。和欧混植は和文が主、欧文がサブという感じです。
和文とは、全角の仮想ボディ(真四角の字の形。)を持つ日本語文字体と約物のです。約物は句読点や括弧、中黒のような記述記号のことです。
欧文は、文字の形Xは広いけどiは細い、fiがくっつくもののように左右の幅が可変の文字で書かれたもののことです。
英文は半角のみを使用します。全角数字123、全角アルファベットABCは絶対使わないのです。
どうしてか?全角は日本独特ものだからです。
和文は基本てきにベタ組み(字と字をくっつけて並べる)。句読点は文字の最初にこないなどなど。欧文は分かち書きする文章の単語が離れてOK。とそれぞれルールがあります。
日本の文字と欧文の文字の並びルールが違います。
和欧混植の基本は、和文は和文として、欧文は欧文としてつくります。
和文は縦組、横組両方ありますが、ご存知の通り欧文は横だけです。これがバラバラだとめちゃくちゃ読みづらいものになってしまいますね。
そこで混合ルールが必要になってきます。
これがあるおかげで、縦組の文字も読みやすくなるんですね。

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