修正指示が抽象的。
2015年6月8日
画像の色味を補正する場合に、さまざまな修正指示内容がありその指示内容に従って色味を補正して行きます。
それでは、修正指示に対してどのように色を創りあげていくのか。
暗い感じの画像データを明るくするとか、かぶり色を補正するなどは修正する側としては、さほど難しい事ではありません。
画像の色調修正をする時に指示内容は様々ありますが、抽象的な表現がよく使われます。
例えば、画像が少しピンぼけしたような画像をネムイ画像になっていますとか、
全体的に画像の色味が薄い感じをそのデータは、浅いとかという表現が使われます。
他には、料理関係の画像修正指示なんかでは、おいしそうにとか、ボリューム感をつけてとか、
野菜等は、瑞々しくとか、シャッキリ感を出すとか、(シズル感)等
後、四季的な表現で、春っぽいや、夏っぽい等、暖かみある感じのイメージでとか、さまざまです。
上記の内容は、校正に対しての評価であって修正指示ではないのです。が
言葉の意味を汲みながら色味を補正して行きます。
例えば料理画像の色調補正で、特に野菜系等で、瑞々しくとかシズル感を出すように直す場合にはどのよう直すのでしょう。
1.トーンカーブでシャドー側とライト側を詰める。シャドー側の左下を右側へスライド、ライト側の右上を左側へスライドする。
画像のライト側の白の飛び具合、シャドー側の黒の潰れ具合を数値を確認しながらスライドして行きます。
これにより画像にメリハリ感が出て瑞々しさ感が一層引き立ちます。
シズル感を出すといった表現時の直し等は、そもそもシズル感とは、臨場感やリアルな感じという意味でとらえていますが、
食品が演出された画像としては、滴り落ちる肉汁やジューシーさやグラスまわりの水滴等を表現する場合の色調補正として、
1番目のトーンカーブでシャドー側とライト側を詰める事によってコントラスト感を出して、シャープネスをかける事により全体のエッジをきかせて臨場感を表現します。
上記の内容は、修正のほんの一例です。
次回は美味しそうな物を美味しそうに見せるには、後は季節感を出す為の色の創り方等を載せて行きたいと考えております。