オンデマンドおまかせスタッフブログ

ナンバリングのある印刷物を作成してみよう その1

今回からは、実際に可変印刷を作成する場合に必要な物などを紹介していきます。
あくまでも当社のシステムに適した説明になりますので、他社様に依頼する場合などは仕様をご確認の上作成してください。
まずは、ナンバリング印刷です。

用意するものはベースになるデザインデータと可変するナンバーを入力したエクセルデータです。この二つがあれば、ナンバリング印刷は可能です。

その他の設定事項としまして、ナンバーのフォント(書体)や色、桁数はどうするのかなど、細かいところを決めておく必要があります。

通常は、ゴシックや明朝など一般的なフォントで色は黒色が多いかと思います。
尚、桁数につきましては「NO.1~100」までを印字したい場合は、「NO.00001~00100」までのように頭に余分にゼロを入れることが多くあります。見た目の良さや急な追加の場合に柔軟に対応が可能になりますので、お奨めです。

ベースとなるデータにつきましては、下図のようにナンバリング欄を分かりやすくするため、ボックスで囲むか下線を引いて場所を指定すると良いと思います。

tiketo

また、ご入稿の際にはデータ上にご自分のイメージに合うフォントでサイズや色を決めて仮で入力してご入稿いただくとスムーズに作業が進むかと思います。

ご入稿いただいたデータを参考にこちらでナンバリングを設定させていただき、問題のある場合は調整案や代替案を提案させていただきます。

次回は、エクセルデータの作成方法についてです。

モノクロ画像(グレースケール画像)、2値画像、ダブルトーン画像について

モノクロ画像(グレースケール画像)、2値画像、ダブルトーン画像について、
どのように画像を作成するのか簡単に説明をしていきます。

モノクロ画像(グレースケール画像)について、
デジタルカメラ等の画像データをモノクロ画像に変換する場合は、
RGBの画像データをフォトショップ上でCMYKに変換してイメージモードからグレースケールに変換してカラー情報を破棄します。
そうするとモノクロ画像が出来上がります。
しかし、黄色とか黄緑とかオレンジとか等の色は、互いに近い色味なので、グレーに変換した時に色濃度が同じ%になったり、
特に薄い黄色等は変換する前に事前に濃度を上げて於かないと消えて無くなってしまう事もありますので注意が必要です。
さらに、人物等の顔等は、どちらかというとマゼンタ、シアン系の色が多めに入っているので、そのままグレーに変換してしまうと、
顔の部分に60%~70%ぐらいの網点が入ってくるので黒っぽい感じに仕上がってしまいます。予め、濃度を薄めに設定しておく事が必要です。
後、グレー変換の方法としてフォトショップのチャンネル版、マゼンタ版もしくはシアン版のいずれかをベースにして変換する方法もあります。
モノクロ画像は、0(白)~255(黒)のグレーの諧調で表現されています。
(白)(黒)を軸にグレーの諧調バランスを考えメリハリのある画像創りを心がけております。

2値画像について、
デジタルカメラ等の画像データを、2値化のデータとして利用する事は無いかもしれませんが、もし利用するとすれば、
カメラの入力値がよほど高く取り込めないと使えないのではないかと思われます。
ここでは、スキャナーで取り込むデータについて説明をして行きます。
2値化画像で主に使用されるものでは、文字関係やロゴ等が中心になります。
これらの原稿を取り込む際に一番大事な事は、原稿を取り込む際の入力解像度になります。解像入力値は1200dpiで取り込みます。最低でも800dpiは欲しいところです。
なぜなら、上記の数値以下だとジャギーが出でしまうからです。(斜め線や曲線等に現れやすい輪郭の部分に出来るギザギザ)
フォトショップで画像データを2値化に変更するは、イメージモードからモノクロ2諧調を選択すれば、ダイアログ画面が出てくるので、
そのダイアログ画面表示の種類の使用を50%を基準に2諧調に分けるを選択します。解像度の部分は、入力された時の解像度が表示されるのでそのままで良いです。

ダブルトーン画像について、
ダブルトーンとは、4C画像をグレースケール画像に変換し、その画像データをモノクロ4Cに変換します。
フォトショップ上でチャンネル版のシアン版、マゼンタ版、イエロー版、ブラック版の中で諧調表現がしっかり出ているチャンネル版を選んで、他の3版は絵柄をデリートします。
残された1版を他のチャンネル版にコピーをします。それで、主版と副版の出来上がりです。主版は、コントラストを重視した作りにして、
副版は、濃度を20~30%ぐらい落として中間重視の作りで、主版と副版の濃度差を付けダブルトーン画像の諧調を表現します。
チャンネルの版を変える事によって色味を変える事も出来ます。
画像作成方法は、上記に記した方法以外にも、フォトショップ上のイメージモードからダブルトーンを選んで作成する方法等があります。

オンデマンド印刷の品質

先日チラシ印刷のご依頼があり、かなりの枚数だった為オフセット印刷を行って納品した所、数日後印刷物が足りなくなったので急いで追加した欲しいと相談がありました。納期の問題と枚数が小ロットの為、オンデマンド印刷をご提案した所品質に不安があると言われてのですがオンデマンド印刷で納得して頂き進めました。そのあと納品を行ったのですがオフセットより綺麗に印刷されていると喜ばれました。

「オンデマンド印刷は品質が悪いのでは」等のご質問がよくあります。特に印刷関連に関係しているお客様にはこの質問が多く、先入観で悪いと決めつけている方も居ました。印刷関連に関係しているお客様は、オンデマンド印刷が出始めた(10~15年位前)頃の初期の機械で印刷利用した方が多く、当時のイメージが残っているようです。

当社も12~3年位前に最初のオンデマンド機を導入しましたが、通常の印刷物に関してはそれほど問題がありませんでしたが当初の機械は、色むらが出やすく用紙の上と下、右と左で多少色が変わったり、用紙の反りが酷かったりと品質を問われる問題がありました。また、品質には関係ないのですが静電気等により紙の重送などで用紙詰まりやページの抜けなどが頻繁に起こりかなり苦労いたしました。

今は技術革新が進み、現在当社で導入している機械は色むらや用紙の反り、初期の機械での問題が全てクリアーしています。

印刷物の内容によって得意・不得意はありますがオンデマンド印刷は決して品質が悪いわけではございません。安心してご提供できる品質となっておりますのでオンデマンド印刷をぜひご利用ください。

紙面の名称

冊子や本をインデザインなどを作成して印刷をする時に、その本に見出しやノンブルなどの表示が必要となります。
本や冊子の紙面を作る際に用紙の上下左右に対しても名称があります。
1)天・地・小口(てん・ち・こぐち)
製本用語では背に対する三方の切り口をさします。天は用紙面と版面の上の余白をさします。地は天と反対の下の部分。
小口は左右の外側にあたる部分をさします。
2)のど
とじ口にあたる部分をのどといいます。
のどの広さは辞書のようにページの多い厚くなるものとパンフレットのようなものでは広さが変わってきます。一杯にひらける書物ならのどの広さは狭くても読めすが、表紙ごとに綴られた書物(辞書のように厚いもの)はのどを広くとらないと読めなくなります。のどは行程を考えて決定しましょう。
3)ノンブル
ノンブルとはページのことです。フランス語より転じたものです。縦組横組とも洋数字を用いています。
ノンブルの位置は天の小口より、地の中央とありますが、いずれも本文との空きはサイズ半角以上あけて本文と区別をつけます。
特に規定はありませんが、一度決めたノンブルの位置は絶対に狂わせてはならないものです。現在は自動ノンブルが主流で何人で手分けをして作業を行ってもずれたりすることはありませんが、以前は手作業であったためずれ防止に目印等が必要でした。
4)柱
ノンブルから本文サイズの全角あるいは半角空くか、本サイズより2ポイントくらい小さいサイズで、そのページがどの題名もものかわかりやすくする見出しで、奇数ページに入る。偶数のページには大見出しに担当する編、章を入れるがほとんどで奇数のみとなっている場合が多いです。
本とのバランスを考えて入れかた変えてみやすい物にします。

オリジナル紙メガホン

今日は女子W杯のオランダ戦で、お昼休みに声援を送っていた方も多かったのではなかったでしょうか?
そんなスポーツ観戦が好きな方へ「オリジナル紙製メガホン」のご案内です。

板紙と呼ばれる大変厚い用紙を使用しておりますので、プラスチック製同様に、叩いての応援も可能です。
組立も簡単ですので、その場でさっと組み立てられます。
少年野球やサッカーチーム・大学のサークル・マラソンの応援など、特にスポーツ関係者の方々からご好評をいただいております。

また、これまでに変わった使用例としては、メガホンを立てた状態で、クリスマスツリーにみたてたメニューにご利用された方もいらっしゃいます。
発想の豊かさには弊社のスタッフも驚きました。

部数も10部から印刷可能となっておりますので、ちょっとした内輪のグループにも適しています。
ぜひご利用下さい。

宛名印刷

今回は、「宛名印刷」について紹介します。

ハガキやDM、封筒など宛名印刷は様々な媒体に利用されます。

季節の挨拶状になるとこの時期は「暑中見舞い」これが終わると「残暑見舞い」などが思い浮かぶと思います。
さらに、年末になりますと年賀状があります。「暑中見舞い」や「残暑見舞い」は送る習慣はなくても、年賀状を送るひとはかなり多いと思います。

弊社では、ハガキに直接印刷のできる宛名印刷ですので、ご利用、ご相談を多く頂いています。

一口に宛名印刷といっても印刷項目が複雑になる場合もありますので注意が必要です。
基本的には「郵便番号」「住所」「氏名」があれば宛名としては問題ないと思いますが、仕事関係の方へのものであれば「会社名」「部署名」「役職名」なども記載しなければいけない場合も出てきます。その他「連名」がある場合や「会社宛」の場合などでも記載項目やレイアウトが若干変わります。

弊社の場合ですとエクセル内に項目を分けて入力したものを読み込んで印刷しますので、入力用のエクセルさえ問題なければ、スムーズに進行することができます。
また、書体も変えることが可能ですので、ゴシック系や明朝系、筆文字風など好みに合わせて印刷できます。

直接印刷のできないもの弊社ですと封筒やビニール素材のものには、ラベルシールに印刷を行い貼っていただく方法があります。

宛名印刷もオンデマンド印刷ならではの少部数印刷が可能ですので、手書きの良さもありますが、手書きで書くのが苦手な方や見栄えが悪くなりそうと感じている方は、10部(最少1部)からでもご相談いただければと思います。

画像の解像度とサイズの関係について

画像データを取り扱う時に画像の解像度やサイズ等、意外と気になってしまいます。
一般的なデジタルカメラの画像の解像度はほとんどが72dpiです。
一眼レフのような画素数の高いカメラだと300もしくは350dpiだったりします。
モニタでの表示使用であれば72dpiの解像度で十分事足りる訳ですが、印刷等で使用するとなるとそうはいきません。
商業用印刷物では、最低でも300~350dpiが必要とされる目安となります。
dpi(解像度)とは何なのか。
画像は全て点の集まりで絵柄を表現しています。
1インチ(2.54cmあたり)にどれだけの密度で点が集まっているのかを表す数値が『解像度』と呼ばれるものです。
例えば、350dpi解像度の場合は、1インチ(2.54cmあたり)に350個の点が集まって1インチあたりの絵柄を表現しているのです。
つまり、解像度の数値が高ければ密度の高いきめ細かい画像(画質)になります。が、数値が高ければ良いと言う事ではありません。
数値は300~400dpiを目安にします。それ以上多くしてもデータ量がかさむだけでメリットはありません。

フォトショップで画像解像度を変更する際の手順について説明して行きます。
例)72dpiの2304px×3456pxの画像データを350dpiに変更する手順について
イメージから画像解像度を選択し、再サンプルのチェックを外して解像度の72を350に変更します。
解像度が72pixel/inchの時、幅81.28cm 高さ121.92cmの表示になっています。
解像度を350pixel/inchに変更すると幅16.72cm 高さ25.08cmの表示になります。
ドキュメントサイズ(プリントアウト時)、350dpiで絵柄が、幅16.72cm 高さ25.08cmで出力される事を言います。
再サンプルのチェックを外して変更する場合には、画像サイズは変わりません。(ピクセル表記の変動がありません)。
解像度は変えずに画像サイズ、容量を変更する場合には、再サンプルのチェックがついた状態で幅と高さをリンクさせて
%指定で拡大、縮小を行えば、画像サイズ(ピクセル寸法は変更されます)。
画像解像度の変更は、慣れないと間違いやすいですが画像サイズの変更や解像度の変更には必ず利用するものなので慣れておくと便利です。

特殊紙

先日、お客様からオンデマンド印刷ではなくオフセット印刷(数量的にどうしてもオフセット印刷の方が安価な為)の見積もりの依頼があり、その内容に通常使用している紙(コート紙やマットコート紙、上質紙など)とは違うある紙(特殊紙)での以来でした。

※特殊紙(通常使用している紙ではない物)は、印刷用途に合わせて使用することで、印刷物の雰囲気や高級感などが出せる為、よく見積もりの依頼があります。

見積もりを出したのですが、見積もりの内容の割にかなり高くなってしまいました。通常の用紙であれば今回見積もりを出した価格の半分の価格で済んだのですが、今回使用する用紙は非常に高い価格の為、半分以上が用紙の価格でした。

見積もりが高くなった原因が用紙であることは間違いないのですが、今回の印刷がオフセット印刷であることも関係していました。仮に1,000枚の印刷を行う場合、使用する紙の数量はオンデマンド印刷であれば1,010枚もあれば足りますが、オフセット印刷の場合は少なくても1,400枚は最低必要で下手するともう少し多くなります。只でさえ高い用紙を多く使用する為どうしても見積もりが高くなってしまいました。それであればオンデマンド印刷で印刷すれば安いのではと思うのですが、数量が物にはよりますが1,000枚以上の場合はオフセット印刷の方が安価になってしまいます。

最初に説明した通り印刷物の雰囲気や高級感などが出せる為、出来上がりが良いのですが印刷料金が高くなりますので、予算に合わせてご使用ください。

名刺・カードなどオンデマンド印刷に適したものでしたら通常の用紙とそれほど価格差がありませんのでぜひ当サイトの「特殊紙名刺・カード」をお気軽にご利用ください。

文字組 ○文字取り

「組版」まさしく版を組む作業になります。
なんだか硬そうなイメージですが、ワープロソフトなどで自動でしてくれますが、ここは自動ではなく手動ので文章をきれいにせるための方法です。簡単な方法ですので用語参考になればと思います。
 「つめ打ち」と言われる作業があります。指定された範囲内にそれぞれ違う文字数の物を行頭と行末で揃えると作業です。
 いいろいろなワープロそソフトにも端揃えという便利な機能がありますが、自動で行う分、それぞればらばらな文字の空きになってしまいます。「つめ打ち」をがあることを知っているだけでだいぶキレイに見せることができます。
名簿などでよく使う7文字どりを例にします。
4文字で名字と名前が構成されている場合が多いのと、6文字取りにも対応できる一般的な組み方です。
やり方は簡単。文字と文字の間にスペースを入れて調整します。

鈴木一郎 →鈴 木 一 郎
小泉今日子→小 泉 今日子
北野武  →北 野   武
王貞治  →王   貞 治

6文字以上の場合が無い場合は、5文字取りを使う場合もあります。
鈴木一郎 →鈴木 一郎
小泉今日子→小泉今日子
北野武  →北野  武
王貞治  →王  貞治

場合によっては、10文字の中に7文字取り、10文字の中に5文字取り、など出てきます。その場合は文字の大きさを数値化してカーニング(文字の文字あき)で揃える方法もあります。このカーニングの方法はまたの機会に。

オリジナル紙うちわ

仙台は間もなく梅雨入りを迎えようとしていて、じとっとする天気が続いております。
本格的な夏を前に、本日は弊社の夏定番の人気商品「オリジナル紙うちわ」のご紹介です。


弊社のオリジナル紙うちわは、厚手の用紙を使用した柄の無いタイプとなっており、コストパフォーマンスに優れております。
半永久的な使用は難しいかもしれませんが、数日程度のイベントで使用するには十分な耐久度となっております。

指穴は、納品時に予め開けておく穴ありタイプと、ミシンが入って後でくり抜くことができる穴なしタイプをご選択頂けます。
穴なしタイプでは、穴の部分を引換券や抽選券等にご利用頂くことが可能です。

うちわとしての使用に限らず、イベント等の集客DMとして定型外郵便として送れば、インパクトのあるDMとなったりします。

工夫と使い方次第で、いろんな利用方法がある「オリジナル紙うちわ」。
下記「資料サンプルご請求」では、オリジナル紙うちわのサンプルもご用意しております。
ご興味ございましたらぜひお問い合わせください。

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