オンデマンド印刷の用紙について
2016年8月1日
オンデマンドおまかせで使用している代表的な用紙について説明します。
コート系
用紙表面に光沢のあるコーティング加工が施されており、オンデマンドのトナーの定着が良く、色鮮やかな仕上がりになります。
主な用途としては、カタログや写真集などの写真を多く使用するものや、チラシ、メニューなどに多く用いられます。
コート系の用紙(コート紙 ・アートポスト ・エスプリコート など)
マットコート系
用紙表面に光沢を抑えたコーティング加工が施されています。コート系の用紙に比べ、落ち着いた仕上がりになりますが、コーティング加工されているため、トナーもしっかりと定着しますので写真も綺麗に印刷されます。用紙の質としては、手触りも滑らかで、高級感を与えることが出来ます。
用途としては、写真なども多く入っているが、文字を読むことをメインしたパンフレットや会社案内、冊子などに用いられます。
マットコート系の用紙(ユーライト ・ニューエイジ ・サテン金藤 ・マットポスト など)
非塗工紙 (上質紙・中質紙・更紙)
用紙で表面にコーティングが施されていないもとなります。実際一般的に皆さんが想像する紙はこちらの紙になると思います。
加工がされていないため、コート系やマット系と比べると紙の表面が凸凹しているため、トナーの定着が悪くなります。(コート系やマット系と比べるとですので実際印刷しても問題ありません)
※写真が多い印刷物はコートやマットコートをお勧めします。
表面が凸凹しているため、文字(鉛筆やボールペンでの)の書き込みや、スタンプ、印鑑などの捺印が出来る事(インクが紙に染込む為)も特徴があります。
用途としては、ハガキ、スタンプカード、文字物の冊子などに用いられます。
特殊紙
今回はオンデマンドおまかせでよく注文される用紙を中心に説明します。
名刺やカードで良く使用されている紙
・ファーストヴィンテージ(クラフトの質感で、和洋どちらのデザインにも適します)
・里紙(繊維のようなものが質感を出し、暖かさとやさしさを感じる)
・ハンマートーンGA(表面がハンマーで叩いたような凹凸感の有る用紙です)
見積書表紙で良く使用される紙(当社で)
・レザック66
この用紙にはレザック66以外にいくつかの種類がありますが、皮革の質感などを紙に表現した用紙です。名前のレザックですが、レザー(皮革)とライク(ような)を併せた造語だということです。
見た目や質感、手触りなど高級感があるので、文集や報告書、写真集などの表紙にも多く使用されます。
紙うちわや紙メガホンで使用している紙(当社で)
・サンカード
コート系などの用紙では厚さが足りないときなどに使用します。特に紙うちわや紙メガホンでは用紙の強度が必要になりますのでこの用紙を使用します。高級板紙に分類されている。