13.色上質紙
2013年10月7日
13.色上質紙
今回は色上質紙について
色上質紙は文字通り 色のついた上質紙 です。
レモンやクリーム、もえぎ、若竹、空、藤、コスモス、銀鼠など、微妙な色、風合いの違いで数十種類が用意されています。
用途としては、チラシやチケット、招待状、冊子の表紙などに使用されます。
また、モノクロ印刷の場合に使用すると、フルカラー印刷よりも安価で、白色の用紙に印刷の場合に比べ華やかな印象を与えることができます。
厚さとしては、厚口や中厚口など色上質紙独自の表現がありますので、ご注意ください
四六判、菊判で換算した際の数値を参考にしていただければと思います。
紙の目は
四六判は縦目のみ、菊判は縦目、横目がありますが、特薄口と超厚口には横目がありません。
色上質紙は、色により種類が多く存在します。微妙な色の違いで分けられているため自分のイメージに合う色を見つけられるという利点がありますが、一方で名前を聞いただけではどんな色か分かりづらいものや、パソコンの画面上で色を見た時と、実物では見た目や印象などが異なることなどがあり、選ぶ際には注意が必要となります。
また、用紙自体に色がついているので、黄色の色上質紙に印刷した場合は黄色味掛かってしまうなど、印刷する絵柄が用紙の色の影響を受けてしまい、白色の用紙に印刷した場合やデータ作成時と比べ印象の違いが出ることがあります。可能であれば、テスト印刷を行い影響の出方や、印象の違いを確認することをお奨めします。
次回はエスプリコートについて・・・。