44.綴じ(製本)加工について
2014年5月23日
44.綴じ(製本)加工について
今回は綴じ(製本)加工について紹介します。
綴じ加工は冊子を制作するときに使用します。
ここでは良く利用される2種類の加工を紹介します。
・中綴じ加工
重ねられた用紙を二つに折り冊子状にして真ん中をホチキスのような針金で留める加工です。ページが抜け落ちたり、ばらばらになるのを防ぎます。
ページ数の多いものや用紙の厚いものは、中央をとめる針金の長さに限界があるため適していません。また、小口と呼ばれる冊子を開く箇所を断裁仕上げする必要があるため、デザインに若干の制限があります。
・無線綴じ加工
ページを単項ずつ重ね表紙と接する部分を糊づけする加工です。
中綴じに比べ、ページ数の多いものや用紙の厚いもの等も制限なく加工できます。
しかし、中綴じ加工とは違い針金などでの加工がされていないため、ページ中心分まで広げてしまうとノリがとればらばらになる恐れがあります。
上記で紹介した以外にも、綴じ(製本)加工は様々あります。用紙種やページ数、冊子内容などにより使い分けが可能ですので、冊子作成の際は業者に相談しアドバイスをもらいましょう。
次回はPP加工について・・・。