印刷用紙について

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39.紙うちわ印刷には、この用紙

39.紙うちわ印刷には、この用紙       

 

今回は紙うちわ印刷におすすめの用紙をご紹介します。

 

通常のうちわというと木製やプラスチック製の柄に紙を貼ったものが一般的です。今回ここで紹介するのは紙のみ作られたうちわです。弊社で取り扱っている紙うちわは、丸型を基本にいくつかありますが、それぞれの型に型抜きした用紙に、さらに持つ部分用に穴をあけたものになります。

紙うちわとして一番の問題になるのは強度です。うちわなので扇ぐために何度も上下に動かします。通常のうちわのように木製やプラスチック製の柄があるものであれば、あまりにも無理な使い方をしなければ壊れることもありませんが、紙のみの紙うちわですと扇いでいるうちに折れたり、癖がついてしまったりと不都合が出てくる場合があります。それでもコスト的、制作可能部数的に魅力のある商品ですので、強度の問題を解決するために用紙の選定をする必要があります。

まずは、用紙の厚さです。強度を求めるあまり、ものすごく厚い用紙を選択してしまうと印刷できない、重くなりすぎる、扇いだ時に適度なしなりがないなど、別の問題が発生します。適度な厚さとしては弊社でも使用していますサンカードのK21.5k28kがお奨めです。適度な強度と厚みがあり持った感じもすぐに壊れるような印象はなく安心して使用できます。

さらに用紙の目にもこだわることで、よりうちわとしての強度を高めることができます。

手に持つところを下にしたときに紙の目が縦になるようにすることで、扇いだ時にうちわが湾曲するのと逆の目になりますので、曲がりに強く扇いだ癖も付きにくいうちわになります。

紙うちわは、通常のうちわに比べますと若干の強度不足はありますが、コスト的な面や最小ロットが少ないこと、ノベルティーとして配る際にかさばらない、全面印刷ができる点など利点、魅力が多い商品です。用紙の選定をうまくすることで通常のうちわに負けない商品となります。

 

次回は折り加工について・・・。

 

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