17.古紙リサイクル適正ランク
2013年11月6日
17.古紙リサイクル適正ランク
今回は前回の再生紙に関係する「古紙リサイクル適正ランク」についてです。
「古紙リサイクル適正ランク」は古紙リサイクル対応協議会により制定されたもので、各用紙を古紙のリサイクルに適しているかを「A」「B」「C」「D」の4段階のランク付けをしたものです。
ランクはそれぞれ以下のように分類されます。
Aランク・・・紙、板紙へのリサイクルにおいて、阻害とならないもの
Bランク・・・紙へのリサイクルには阻害となるが、板紙へのリサイクルへは阻害とならないもの
Cランク・・・紙、板紙へのリサイクルにおいて、阻害となるもの
Dランク・・・微量の混入でも除去ができないため、紙、板紙へのリサイクルが不可能になるもの
Aランクの用紙としては、アート紙、コート紙、上質紙などが上げられています。
レザックや色上質などは、色によってもランクがことなることがあるようです。
また、古紙リサイクル適正ランクについては、用紙だけではなく「インキ」や「加工資材」などもランク付けされています。
この古紙リサイクル適正ランクを印刷物に表示することで、古紙利用の妨げになる資材の使用を減らすことや、高度なリサイクルの推進を目指すことに役立つようです。
まずは、どんなものが、どのランクになるのかを知ることから始めて、印刷物のその後を考え、再生紙(古紙)になる前の準備を行ってみましょう。
次回はリサイクル対応型印刷物について・・・。