2014年4月26日
40.折り加工について
今回からは様々な後加工について紹介します。
まずは、折り加工についてパンフレットや会社案内、リーフレットなど1枚の用紙が半分や3つに折られているのを目にすることがあると思います。
一般的な折り加工としては、二つ折り、三つ折り(巻き三つ折り、Z折り)、観音折りなどがあります。
二つ折り・・・用紙を縦半分または横半分に折る加工。1枚の印刷物に中面と外面ができることから表紙を含み4ページの印刷物を製作することが可能になります。またポイントカードなどに使用するとスタンプなどを押した面を内側にすることで擦れたり、他のものにスタンプが移ったりするのを防ぐことができます。
三つ折り・・・三つ折りには巻き三つ折り(内三つ折り)とZ折り(外三つ折り)があります。
巻き三つ折りは一面を内側に折り込む折り加工です。内側に折り込む面は他の面よりも幅を小さくしないと干渉してしまうため、A4の場合は一般的に100-100-97ミリでそれぞれの幅を制作し97ミリの面を内側に折り込みます。
Z折りは、折った側面がZになるように折る加工です。Z折りは巻き三つ折りとはことなり折った際に干渉する面がないためすべての面を均等な幅(A4の場合は99-99-99ミリ)に制作します。
観音折り・・・両端を中心に向かって折り、さらに中心から二つ折りにする折り方です。
最終的には最初に折った両端が内側に来るため、それぞれの面同士の干渉が起こるため両端の面サイズを小さくする必要があります。
尚、折り加工を施す際は以前に紹介した紙の目を折り目と平行にすることで折り目の割れなど防ぎきれいに仕上がります。
次回は型抜き加工について・・・。