2014年6月25日
50.型押し加工について
今回は型押し加工について紹介します。
型押し加工は主に2種類に分けられます。
1つはエンボス加工です。
エンボス加工は裏面から型を押しつけ表面に文字や図形を浮き上がらせる加工です。(表面が凸、裏面が凹になります。)
2つ目はデボス加工です。
エンボス加工とは逆に表面から型を押しつけ、表面をへこませる加工です。
どちらの加工も印刷物でありながら、色を使用せず文字や絵柄、図形などを表現し視覚化できるため、落ち着いた高級感を演出することが可能です。
色を乗せたうえで型押し加工をすることも可能ですが、通常の印刷の後に印刷した文字や図形と同じ形を同じ位置に型押し加工するため、加工位置のズレや場合によっては汚れなどが着いてしまうこともあります。
名刺やショップカードなどにワンポイントのアクセントとして、高級感を付加することができる、型押し加工ですので印刷物に一工夫したい、他とは違った名刺を作りたい場合などはお奨めです。
尚、エンボス加工の場合は表面が浮き出る替わりに裏面には反転した文字や図形のへこみが、デボス加工の場合は表面がへこむ替わりに裏面には反転した文字や図形が浮き上がりますので、両面印刷の場合は裏面のデザインに注意する必要があります。