「ヒストグラム」について、どのようなものかと言いますと、
グラフの一種で、「度数分布図」、デジタル一眼では、「輝度分布情報」として
使用されています。
上記の図がヒストグラムと言われるグラフです。
ヒストグラムの見方としては、
縦軸には、ピクセルの数。 横軸には、ピクセルの明るさ。を示します。
横軸の一番左側は、照度0で真っ黒な状態です。左側から右側へ行く程に明るくなり、一番右側は、照度255で真っ白になります。
例えば、露出オーバーで階調が失われた(白とび)の状態では、ピクセルの数が、右側にかたよって出来ます。
逆に、露出アンダーで階調が失われた(黒とび)の状態では、ピクセルの数が、左側にかたよって出来ます。
撮影データの傾向もヒストグラムで読み取る事が出来ます。
ピクセルの山が、全体的に右側に寄っている場合は、全体的に明るめの写真の方向に向かっています。
ピクセルの山が、全体的に左側に寄っている場合は、全体的に暗めの写真の方向に向かっています。
撮影された写真のコントラストが強い場合は、左右両側がピクセルが多く入っています。
逆に、撮影された写真のコントラストが弱い場合は、ピクセルがグラフの中心に集まり左右両側はピクセルが全く入っていない状態です。
「ヒストグラム」は、撮影された写真の傾向を知る一つの手がかりにもなります。
上記のヒストグラム状況。