一眼レフカメラでボケを得るには4つの要素が重要になります。
- F値
- 焦点距離
- 撮影距離
- 被写体と背景との距離
この4つになります。
F値については、開放(小さい数値)にした方がボケ方が大きくなります。
F値はなるべく小さい方が被写体の前後をふわっとボカす事が出来ます。
焦点距離については、長い方がボケます。
ズームにした方がよりボケるので、ズームした状態で被写体に寄った方が大きくボカせます。
撮影距離については、被写体との距離が近い方が背景を大きくぼかせます。
被写体と背景との距離については、遠い方がよりボケが大きくなります。
上記4つの事を頭に入れながら前ボケ、玉ボケを作っていきます。
前ボケとは、被写体の前にボケ入る事を言います。
前ボケがある事で立体感が生まれます。
前ボケを使うポイントとして、色彩が鮮やかだったり、光等が当たっているものなどがいいかと思われます。
玉ボケとは、木漏れ日や水面のきらめきやイルメネーション等の光がボケて玉状になる事を言い、背景等にうまく調和させると幻想的な世界を作りあげる事が出来ます。
作り方として、木漏れ日や水面のきらめきやイルメネーション等の背景をF値を開放側にして撮影すれば、綺麗な玉ボケ(丸ボケ)が作られます。
花の撮影時、花の中心にフォーカスを当てて、前の花びらはなるべくボケるようにして、背景なる部分の玉ボケは、葉の隙間から光が差し込んでいたので、玉ボケの状態を作り出す事が出来ています。撮影時のF値は、だいたい4.0〜5.6の間。